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乗数効果をどう考えるか

インターネットテレビ「チャンネルAJER」の収録を行いました。
今回のタイトルは「乗数効果をどう見るか」で、全体で約45分のプレゼンテーションになっています(動画は前半・後半に分かれていて、それぞれ7月26日(金)と8月2日(金)にアップロードされる予定です。)。

乗数効果」とは、

「政府支出の拡大が、その分民間部門の所得を拡大し、所得を得た民間部門が今までよりも支出を拡大し、最終的には政府支出拡大分の何倍にも相当するGDPが新たに発生する」
(「何倍」の数字をもって「乗数」と言います)

というメカニズムを説明するマクロ経済学上の概念です。

「乗数効果はそれほど高くない」というのは、実は経済政策としての財政支出拡大を否定的にとらえる有力な論拠の1つとなっています。
今回は、乗数効果に対するそうしたネガティブな評価をもたらす論理を説明した上で、それが実際には非現実的な前提に基づいた不当な結論ではないか、というプレゼンテーションをしています。プレゼン資料は下記の通りです。

【プレゼン資料】
乗数効果をどう考えるか.pdf

以下は、動画へのリンクとプレゼン内容の要旨及び補足です。

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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

tag : 乗数効果財政政策経済成長GDPバブル崩壊大恐慌

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島倉原(しまくら はじめ)

Author:島倉原(しまくら はじめ)
 経済評論家。株式会社クレディセゾン主任研究員。経済理論学会および景気循環学会会員。
 メルマガ『島倉原の経済分析室』(毎週日曜日発行)や、メルマガ『三橋貴明の「新」日本経済新聞』(隔週木曜日寄稿)の執筆を行っています。

著書『積極財政宣言:なぜ、アベノミクスでは豊かになれないのか』(新評論、2015年)

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