ユニクロの軌道修正は成功するのか
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10月13日、ユニクロことファーストリテイリングが2016年8月期の連結決算を発表した。
前年比プラス20%を超える増収増益決算だった2015年8月期から一転、売上高は6.2%の伸びにとどまり、営業利益は前年比マイナス22.6%の減益となった。
そして、同日の決算説明会の席上で、2011年以来掲げていた「2020年に売上高5兆円」という目標を「2020年8月期に売上高3兆円、5兆円の売上げはできるだけ早期に」へと引き下げた。
「グローバル化の尖兵」を自認し、世界一のアパレル製造小売業を目指して海外展開に突き進むユニクロについては、本メルマガ及び『三橋貴明の「新」日本経済新聞』において、幾度となく取り上げてきた。
グローバル化の恩恵を活用して、この20年間圧倒的な成功を収めてきたビジネスモデルが、ここに来て行き詰まりを見せている、時代の象徴的存在として。
言い換えれば、筆者が批判の対象としてきた、グローバル化の下での自由貿易や市場主義経済の拡大を無条件に礼賛する「グローバリズム」という思想の非合理性・破たんを示す格好の素材として。
今回の経営目標の引き下げは、アメリカのトランプ現象やイギリスのEU離脱と並ぶ、グローバリズムの限界を示す典型的な事例と言えるだろう。
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今回の決算発表に対して、株式市場は好意的に反応した。
会社側が示した今期業績のV字回復予想がポジティブに評価され、昨年とは対照的に、その後の株価は上昇基調で推移している。
果たしてその見通しは妥当なのだろうか。
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【2016年10月のメルマガ記事一覧】
「ユニクロの軌道修正は成功するのか」(2016年10月30日号、本稿)
「人民元相場に見る波乱の兆候」(2016年10月23日号)
「トルコリラ相場とソフトバンクの投資ファンド」(2016年10月16日号)
「不動産市場を左右する長期金利の動向」(2016年10月9日号)
「金融市場における10月の波乱要因?」(2016年10月2日号)
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